脂肪細胞と肥満
肥満とは、ただ単に標準体重より重いというのではなく、体の脂肪細胞が過剰になっている状態です。肥満について理解するためには、体内に600億あるという脂肪細胞と脂肪の関係について知る必要があります。 人間の体には、60兆個の細胞がありますが、その細胞のうち1%が脂肪細胞になります。体脂肪の分解や合成、蓄積などは体内の脂肪細胞で行われています。脂肪に関する色々なことが脂肪細胞で起きているのです。脂肪細胞による脂肪の蓄積量が増大すると肥満の原因になります。1つ1つの脂肪細胞の大きさはそれほど大きくはありませんが、細胞の数が多いため、1個の脂肪細胞が1マイクログラムの脂肪を溜めると全身で60sもの脂肪を溜め込みます。 たとえ、体重があっても筋肉質であったり、水分が多くてむくんでいる状態では肥満ではありません。内臓脂肪型と皮下脂肪型
男性は30歳前後から腹部に脂肪がつきやすく、お腹の周りなどに脂肪が蓄積されたタイプを内臓脂肪型肥満(りんご型肥満)と呼ばれています。 腰などの下半身に脂肪が蓄積されたタイプが皮下脂肪型肥満(洋梨型肥満)です。生活習慣病と関係が深いのがりんご型肥満で、高血圧や脳卒中、糖尿病、虚血性心疾患などの原因となります。スポンサードリンク
褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞
脂肪細胞は2つに大別されます。褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞です。脂肪細胞のうち、白色細胞は太ももや腕、尻などを中心に増えていくもののようです。首の周り、わきの下、肩甲骨の周り、心臓、肝臓の周りにつくのが褐色細胞です。 私たちが普段、脂肪細胞と言っているのは白色脂肪細胞のことで、白色脂肪細胞は白色をした脂肪細胞で中性脂肪を溜め込みます。 褐色脂肪細胞は溜め込んだ脂肪を燃焼してエネルギーに変換する働きをしています。褐色脂肪細胞が活発に働いていると太りにくく、働きが低下していると肥満しやすくなるようです。スポンサードリンク